【保存事例】C58形49号機(静岡県)

大崎市のように荒廃した蒸気機関車を解体する案が出ながらも、それでもしっかり保存修復できた事例のひとつをご紹介します。今回は陸羽東線と同じシゴハチ、つまり「兄弟機関車」の保存修復事例です。

以下記事の引用となります。

C5849は1938年に製造され、71年に旧国鉄二俣線(現・天竜浜名湖鉄道)から市が譲り受けた。長年地域住民に親しまれてきたが、塗装の劣化が進んでいたためOB会のボランティアが今年6月から工事を行った。

 開会式には機関車保存会や市関係者、住民など約30人が集まり、黒く輝くSLの前で記念撮影をした。汽笛も49年ぶりに復活した。SL好きという城北小1年の男子児童(7)は「全体的にかっこいい。大きな汽笛にはびっくりした」と熱心に車体を眺めていた。


保存運動活動を続けていく中で、「蒸気機関車なんか子供は見向きもしないのでは?」とした意見をお聞きしたこともありましたが、時代が変わっても蒸気機関車は子供達に人気があります。子供の興味や好奇心の範囲を大人が勝手に決めつけるものではありません。

陸羽東線シゴハチ歴史保存会・陸羽東線シゴハチの里PROJECT

陸羽東線シゴハチ歴史保存会では、大崎市内に静態保存されている蒸気機関車「C58」の保存活動として、 「陸羽東線シゴハチの里PROJECT」を展開しております。