【お知らせ】岩出山地区C58 114 解体予算白紙へ

当保存会では岩出山城山SL保存有志の会様と相互協力しながらSL保存運動を行ってまいりましたが、このたび岩出山地区C58 114の解体予算は減額となりましたことをお知らせ致します。


今後は岩出山城山SL保存有志の会様が中心となり、SL保存が果たして実現可能かどうか、

①地域の既存団体様との協力体制構築(地域のSL保存機運の醸成)

②持続可能な地域の保存団体としての法人化

について市政と協議・検討が行われていくこととなります。


上記2項目について2023年8月までに有効性・妥当性が認められた場合は『保存へ転進』となります。



当会では全国各地にて鉄道車両修繕を行われてきた保存会様等に「保存の必要条件」を確認して参りましたが、皆様の共通事項として「地域として残したいという強い想いが何よりも必須」とご回答頂いておりました。このことを受け当会ではSL保存運動発起団体としての責務として「蒸気機関車保存を心から願う一般市民の気持ちの土壌を耕す事」をSL保存運動の必須条件と捉え、全国の修繕事例や文化財保存、地域活性化をテーマとした講演活動等を展開して参りました。


その結果として、「地域のプライドをかけてSLを傍で見てきた人間としてSLを守っていきたい」と力を入れてくださったのが岩出山城山SL保存有志の会様でした。なおSL保存運動発起団体である当会と会を別にされたのは、「地域でSLを守っていく地域としての意思を明確にするため」という事でもありました。


以上の事を受け、当会では2020年の会発足以降これまで先陣を切って行って参りましたSL保存運動ですが、地域で日々の生活を営まれている岩出山城山SL保存有志の会様にその籏を委任し最後の一振りを託す所存です。




なお当会としては保存転進となった場合は、これまでのSL保存運動にて繋がった全国の有志の方々や陸羽東線沿線地域の方々との繋がりを活かした広域的(グローバル)なSL保存活動団体として、地域(ローカル)のSL保存団体である岩出山城山SL保存有志の会様と連携しながら”グローカルなSL保存修繕活動”を展開して参る所存です。


また西古川地区のC58 19は令和5年度解体予算要求がなされました。この件については中山平地域や岩出山地域と同様に「地域住民の方々の意思を最大限尊重」し、地域としての明確な意思表示が無い限り「保存の無理強い」を行う考えはありません。しかし岩出山地区同様に地域としてSL保存を強く望む意思が明確にされた場合は、岩出山地区に対して行ってきたこと同様に全力で西古川地区でもSL保存運動を行って参ります。

陸羽東線シゴハチ歴史保存会・陸羽東線シゴハチの里PROJECT

陸羽東線シゴハチ歴史保存会では、大崎市内に静態保存されている蒸気機関車「C58」の保存活動として、 「陸羽東線シゴハチの里PROJECT」を展開しております。